秋の新製品第四弾はテーラーメイド MグローレドライバーをDrスギが
徹底的に検証いたします。
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やさしさの追求
グローレの代表モデルは、初代グローレです。重心アングルが大きく、ボールがつかまりやすいヘッド仕様は、女子プロもこぞって使うドライバーでした。
Mグローレは、グローレG・グローレF2、初代グローレを超える重心アングルと、左右慣性モーメントの大きさで、グローレ史上、最もやさしいドライバーになりました。
Mグローレのやさしさ
・重心アングルが大きい。 → ボールがつかまりやすい。
・重心回り左右慣性モーメントが大きい。 → 打点バラつきを補う安定性が高い。
・重量が軽い。 → ヘッドスピードが遅い人でも、振りやすい。


(重心設計の工夫)
「重心アングルを大きくする」為に有効な方法は、重量余裕を作り、その重量分を重心深度を深く、重心距離を短くなる位置に配することです。
・クラウン部とソールトウ側を、軽く強度の高いカーボンクラウンにし、ネックを短くして、重量余裕 17g を作りました。


・17g分をヒール側・バック側に重量体を配しました。
ツイストフェースの採用
M3・M4では、トウ打点でフックする人・ヒール打点でスライスする人を助けるフェースとしてツイストフェースが採用されました。
同様の目的で、グローレにツイストフェースの意味はあるのでしょうか?
そもそもグローレのターゲットゴルファーの多くは、スライスで、悩んでいる人です。
よりボールのつかまりを求めるゴルファーに、トウ打点の時に、つかまり過ぎを抑えるフェースは必要でしょうか?
→ 実は、Mグローレのツイストフェースは、グローレに適したツイストフェースになっています。
MグローレとグローレF2のロフト比較 (ツイストフェースの効果)
Mグローレのロフトはツイストフェースの効果で、トウ上側とヒール下側に特徴があります。
Mグローレは、グローレF2と比べて
フェース上側: トウ側は、ヒール側よりロフトが寝ている(大きい)。
フェース下側: ヒール側は、トウ側よりロフトが立っている(小さい)。


MグローレとM4のフェース向き比較(ツイストフェースの効果)
ソールした状態でアドレスすると、フェース向きは、Mグローレは、クローズになり、M4はオープンになります。その結果、Mグローレのツイストフェースは、トウ側はほぼスクエアにセットされ、ヒール側は、よりクローズにセットされます。
よって、ボールのつかまりが良くなり、Mグローレに適したフェースになっています。


ターゲットゴルファー
Mグローレの重量は、グローレF2と、グローレGの中間に位置し、市場の平均的なドライバーに比べて軽いクラブです。クラブ長さは平均的ですが、軽量クラブの中では短めに位置するドライバーです。ヘッドスピードが遅めの方が振りやすいクラブです。
以上がMグローレドライバーの秘密です。
いかがでしたか。皆様も是非Mグローレドライバーのやさしさをご体感してみて下さい。