M5ドライバー・M6ドライバーは、前モデル( M3・M4)より、フェース面の反発効果がアップ。
高反発になるフェース構造と効果
- フェース面の板厚を前モデル(M3・M4)より、薄くしています
- 外周部分を約20%薄くすることで、フェースがたわみ易なり、ボール初速が上がり、反発係数も格段にアップします
- さらに、反発エリアも前モデルより、66%広がっています
ただし、上記の構造はフェース面の反発効果に関して、R&Aのルール違反になる可能性があります。
そこで、考えられたのがスピードインジェクション構造 です 。
スピードインジェクション構造

フェース面に見えている赤部分は、レジンを注入した後に、塞いでいるパーツです。
フェース面の裏側には、樹脂を溜めるチューニングポートがあります。
樹脂を注入することで、R&Aのルール内に調整します。
ルールは絶対に守る製造方法
下記の方法で、全数をルール内に収まるように管理しているので、全てルール適合ヘッドになります。
- 反発係数が高いヘッドを作成
- 全数のヘッドについて、ルール適合性を検査
- 各ヘッドに対して、ルール内に入るように、樹脂量を計算
- 計算された樹脂量を該当のヘッドに1個ずつ注入し、硬化
- 硬化後に全数のヘッドを再検査し、ルール内に入っていることを確認
M5ドライバー・M6ドライバー基本特性
クラブ特性・ヘッド特性・シャフト特性について、M3ドライバー・M4ドライバーと比較します。
①クラブ特性(二木ゴルフ測定値)
M5ドライバー:M3ドライバーより、長め・やや軽め
M6ドライバー:M4ドライバーより、やや長め
②ヘッド特性(二木ゴルフ測定値)

M5ドライバー:M3ドライバーより重心アングルが大きく、ボールがつかまりやすい
重心回り左右慣性モーメントが大きく、打点バラつきを補う寛容性が高い。
ネック軸回り慣性モーメントが大きく、安定性は高くなりましたが、逆に操作性は低くなった為、リストターンが強い人にとっては、ボールをつかまえやすいヘッドではありません。

M6ドライバー:M4ドライバーより重心アングルが大きく、ボールがつかまりやすい
重心回り左右慣性モーメント、ネック軸回り慣性モーメントは、
M4ドライバーと同程度であり、M4ドライバーと同等の寛容性を保持しています。
③スイートスポットの高さ(二木ゴルフ測定値)
M5ドライバーのスイートスポットの高さは、M3ドライバーより、約2mm低くなっており、低スピンになり、強弾道になります。


M6ドライバーのスイートスポット高さは、M4ドライバーとほぼ同等に位置にあります。


④シャフト特性(二木ゴルフ測定値)
M5ドライバー用のKUROKAGEシャフト、M6ドライバー用のFUBUKIシャフトともに、先中調子のシャフトです。
M5ドライバーのリバースTトラックについて
M3ドライバーの「Y トラック」が「リバース T トラック」に進化して、10gの重量調整体の可動範囲が広くなり、重心可動領域が大きくなりました。
その結果、重心アングル、左右慣性モーメント、ネック軸回り慣性モーメントの調整範囲が広くなっています。
- ポジション①:最もボールのつかまりが良い
- ポジション④:適度なボールのつかまりの良さで、安定性もアップ
- ポジション⑦:ボールのつかまりを抑え、操作性をアップ
いかがでしたか?皆様もぜひチェックしてみてください!